理科の系統別に注目してみる
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小学校で学ぶ「いのちのしくみ」は、他者を理解する力のはじまり

小学校で学ぶ「植物の成長」「昆虫の育ち方」「人の体のつくり」などの単元は、
身近な生き物や自分自身を観察しながら、生命のしくみや多様性を理解する第一歩です。
理科の中でも“いのち”と向き合う重要な学びです。
なぜ大事なの?
たとえば「植物のつくりと成長」を学ぶと、光・水・気温などの環境との関係がわかります。
「人のたんじょう」では、自分の体の成り立ちや命のつながりを実感できます。
こうした学びは、他者への理解や思いやりの基礎にもなります。
どんな場面で役立つ?
- 身の回りの自然をよく観察するようになる
- 食育や健康への関心が高まる
- 生命を大切にする心が育つ
- 社会科や家庭科など、他教科とのつながりも見えてくる
中学以降ではどう発展する?
中学校では「細胞の構造」「消化や呼吸」「遺伝のしくみ」など、より専門的に学びます。
小学校での経験が、理科だけでなく、倫理観や探究心にもつながっていきます。
小学校で学ぶ「力と電気」は、見えない“はたらき”を見抜く力を育てる

「風とゴムの力」「てこ」「電気の通り道」などの単元は、
見えない力や電気のはたらきを実験を通して実感し、
身の回りの道具やエネルギーのしくみを理解する学びです。
なぜ大事なの?
たとえば「てこ」の原理を知ると、少ない力で重いものを動かすしくみがわかります。
「電気のはたらき」を通して、家電や回路のしくみを考える力がつきます。
物の動きやエネルギーの流れを“見える化”して考える力が育ちます。
どんな場面で役立つ?
- 身の回りの道具(リモコン、洗濯機、自転車など)への理解が深まる
- トラブルの原因を推測したり、修理に役立つ知識になる
- プログラミングや理科実験の土台にもなる
中学以降ではどう発展する?
中学校では「運動と力」「電流と回路」「エネルギー保存の法則」など、
より数量的・理論的に発展します。
小学校での実感をともなう学びが、公式や図解の理解を支えます。
小学校で学ぶ「ものの変化」は、“なぜ?”を探る科学の入口

「ものの溶け方」「水のすがた」「空気の性質」などの単元は、
ものの性質や変化に注目し、「なぜそうなるのか?」を科学的に考える力を育てます。
目には見えない粒子の世界をイメージしながら学ぶのが特徴です。
なぜ大事なの?
たとえば「水のすがた」では、水が液体・気体・固体と変化することを実験で確かめます。
「ものが燃えるとき」では、見た目は変わっても、質量や成分がどう変化するかに注目します。
理屈をつかって現象を説明する力が伸びます。
どんな場面で役立つ?
- 料理や洗剤のしくみに気づく
- 気温や湿度の変化と身の回りの現象の関係がわかる
- サイエンスショーや自由研究にも発展しやすい
中学以降ではどう発展する?
中学校では「原子・分子」「化学変化と質量」「酸とアルカリ」など、
化学反応を数式で表す力が求められます。
小学校の“実験から考える”経験が、化学の理解を大きく支えます。
小学校で学ぶ「自然と宇宙のリズム」は、地球を知る第一歩

「台風」「星座と星」「太陽と地面のようす」などの単元は、
地球の環境や天体の動きを観察・記録し、長い時間や広い空間をとらえる力を育てます。
理科の中でも“時間と空間のスケールが大きい”学びです。
なぜ大事なの?
たとえば「天気の変化」では、雲・気温・風の動きに注目し、天気予報を見る力が育ちます。
「月の位置」では、観察を重ねることで日々の変化に気づく観察眼が身につきます。
自然災害や地球環境への意識を高めるきっかけにもなります。
どんな場面で役立つ?
- 天気予報を理解し、防災意識が高まる
- 星や月の動きに親しみ、宇宙への関心が育つ
- 長期的な視野で地球や環境を考える力がつく
中学以降ではどう発展する?
中学校では「気象とその変化」「地震と火山」「太陽と地球」などをより詳しく学びます。
観測やデータの活用、地層の成り立ちなど、多面的な視点が求められます。
小学理科系統図(路線図風)
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