文字が主役のブックトレーラーをつくろう
映画の予告を「ムービートレーラー」と呼ぶのを知っていますか?
同じように、お気に入りの本や、友達にすすめたい本の紹介を予告編風に動画にしたものは「ブックトレーラー」と呼ばれています。
小学、中学の時代に読んだ本について、
大人になっても覚えているという人は少なくないと思います。
ぜひ、学校や家庭で、この活動を取り入れてみませんか?

関連記事:文字だけで観る者を惹きつける、ブックトレーラーの作り方
1. チコドリがブックトレーラーで文字を大切にする理由
チコドリでは、「文字が主役のブックトレーラー」にチャレンジすることをおすすめしています。
ブックトレーラーとは、本の内容やおもしろさを伝える、予告動画のようなもの。
まるで映画の予告編みたいに、「この本、読んでみたい!」と思ってもらうための表現です。
チコドリでは「お勧めの本に関する情報発信活動」や「表現の学び全体における最初の取り組み」の
”はじめの一歩”として、「文字が主役のブックトレーラー」の制作をおすすめしています。
なぜ「文字」が主役なのか? その理由はたくさんあります。
画像や動画がなくても、伝わる力はある。
- 撮影や編集にかかる時間や手間が省ける
- フリー素材を探すストレスもない
- 著作権の不安を気にしなくていい
- 映像ではなく言葉そのものに集中できる
そして、文字だけでもしっかり表現できます。
音読(朗読)するときと同じで、ゆっくり出てくる言葉(速度)や、
大きくなる文字(強弱)があります。
さらに、文字だからこそ、色を変えることもできます。
こうした工夫で、見る人の心を動かす動画を作ってみませんか
ナレーション(声)を入れれば、気持ちも伝わりやすくなります。
ことばと声が合わさると、ただ読むだけでは味わえない深さが生まれます。
だからこそ、チコドリでは言葉を大切にした
「文字が主役のブックトレーラー」からスタートすることをおすすめしているのです。
読むだけでは終わらない読書。
さぁ、きみも一緒に、本の世界を、自分のことばで広げてみない?
2. 保護者・教員の皆さまへ(文字を主役にする理由)
なぜ「文字が主役のブックトレーラー」から始めるのか?
チコドリでは、子どもたちが自分のことばで発信する力を育てるため、
まずは文字に注目したブックトレーラーの制作を推奨しています。
✔️ 編集や素材探しの負担がない
写真や動画の撮影・選定・著作権確認といった作業をなくすことで、
表現そのものに意識を向けることができます。
✔️ ことばの力を引き出す
映像に頼らず、どうすれば伝わるかを文字で工夫することが、
構成力や語彙力、伝達力を自然に高めます。
✔️ プレゼンテーションの土台に
「伝えたい内容を、伝わるように並べる」ことに取り組むことで、
将来のプレゼンやスピーチにもつながる経験となります。
✔️ 十分な表現力がある
アニメーションやエフェクトを加えるだけでも、
文字には視覚的なインパクトがあります。
さらにナレーションを加えれば、より深い伝達が可能になります。
まずはシンプルな方法で、
言葉で人の心を動かす体験を、子どもたちに届けてみませんか?
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